国旗、国歌

終日、小雨がしとしとと降る寒い一日である。このように寒暖の差が大きい季節には、我々老人は風邪を引きやすい。気をつけなければならない。


研究者として現役で働いていた頃は、頭の中が仕事で一杯で、国や政治について考えたことは殆んどなかった。しかし、完全な年金生活に入ってからは、毎日が日曜日というように暇なので、つい日本の行く末について考えるようになってきた。

約1ヶ月前に、「日本の進路」というタイトルのメールマガジンがあることをネットで偶然に知り、このメルマガをとることにした。
内容は所謂右翼的、産経的だなとうすうす感じていたが、昨日の以下の文章を読むに及んで、切れてしまった。直ぐに解除手続きをした。

「国の国旗・国歌は、どの国においても国家そのものの象徴であります。オリンピックや国際競技で国旗・国歌に対して熱い涙を流すのも、そこに根元があります。従って、日本の国旗・国歌自体を拒否する連中は、早々に日本から離脱して、他国へ移住・帰化し、二度と日本に戻る必要はありません。」

余りに独善的である。あの戦争で、多くの友人、若者が日の丸の旗や君が代国歌の下に、騙されて尊い命を失ったことか!!
このような歴史的反省のない発言である。
この文章の作者は、自分が日本の支配者かつ独裁者と勘違いしているようである。
二度とこんなことを書く右翼人間の文を読みたくない。

今日この右翼に近い安部内閣が誕生した。顔触れをみると、どうも論功行賞内閣のようである。何時まで持つだろうか?