安倍の歴史認識

日増しに寒くなる。今日の屋外気温は20℃だが、少し歩いて運動せねばと思って午後大船へバスで行く。
先ず西友の男物下着売り場を覘く。秋物を期待したが、夏物のみ。考えてみればそうだろう、何時もの年なら今は残暑厳しい折である。
Lサイズの長ズボン下と長袖丸首シャッツを試しに各1着ずつ買ってみる。その後10分1000円カットの店で調髪してから、100円ショップのダイソウでサプリメント類を若干買う。
それから、何時ものcoroladoで、400円コーヒを飲みながら、備え付けの「アエラ9/11号」を拾い読みする。
北朝鮮が核実験を行ったら、中国は金正日を見捨てるだろう:
理由は、中国は富国が最優先。次に、日本が対抗上、核武装するだろうから。
後者の理由は頷けない。日本に核実験する場所があるだろうか?次に憲法第9条を最大限拡張解釈しても、核武装は無理だ。

● 盛んにテレビに派手なCMを出している、IP通信の近未来通信という会社がおかしい:
こんな名前の会社は初耳である、CMは殆ど視ないので。詳しい内容は忘れた。要するにこの会社への投資は危険だということ。


話は変わるが、私は新聞社説を通常は精読しない。弱腰か逃げ腰のものが大部分で、中途半端なので、何を主張しようといるのか、分からず、読み損だからだ。
しかし今朝の朝日の社説は違う。決然と安倍政権への挑戦状である。
内容を要約すると以下の通りである。


周恩来首相は、田中首相を迎えた1972年9月25日の夕食会で、歓迎のあいさつに立ってこう述べた。
『中国人民は、ごく少数の軍国主義分子と広範な日本人民を厳格に区別してきました』
この歴史的な首相訪中で、日本は中国との関係を正常化した。夕食会の様子はあいさつ文とともに当時の新聞などで報じられた。
これが34年後の自民党の総裁選で、争点のひとつに浮かび上がってきた。
公開討論会の席上で谷垣財務相は、『日中国交正常化をした時に、中国は戦争指導者と一般の日本国民を分けて国民に説明した経緯があった』と述べた。
これに対し、安倍長官は『そんな文書は残ってない。交わした文書がすべてなんだろうと思う』と反論した。

国交正常化のさい、中国側はこの理屈で、まだ反日感情の強く残る国民を納得させた。両国の共同文書には入らなかったが、そうした事情で困難な交渉がまとまったことは、広く知られている。
安倍氏の発想の根っこにあるのは、あの戦争を侵略戦争と言いたくないという歴史観だろう。安倍氏は『歴史認識は歴史家にまかせる』と論争を避けている。
今でも多くの人が記憶している20世紀の戦争を全体として評価し、どこが間違っていたかを反省し、教訓を現代に生かすのは国民を導く政治家としての責任ではないのか。
20世紀最大の戦争について歴史観を語れぬ首相は世界に通用するはずがない。」



上記の歴史に残る夕食会の模様は、新聞のみならずテレビでも繰り返し報道され、日本国民周知である。安倍氏が知らないはずはない。

安倍政権が成立した後の、日中外交の行方に注目したいと思う。