魔都の港

田中長野県知事が今日退任した。
一方石原東京都知事は、2016年五輪開催地の候補に東京が決まったのを受けて3選を目指すという。理由は、行方を見守るためのそうだ。五輪担当相を設けることを、早速官邸に申し入れたとのニュースあり。
昨年ごろの、外務省の国連の常任理事国入り運動の時と同様に、またもや無駄使いをする積もりだろうか。
東京が五輪開催地になるのは無理と思うよ!!
交通事情一つとっても、過密都市東京では難問が多すぎる。大地震が起きたらどうする?
国民はよく分かっているから、与論が動いていない。石原の一人芝居に終わりそうだ。


伊吹山四郎著『魔都の港』がアマゾンから着く。
とりあえず抜き読みした。著者(土木技術者)の父君の伝記のようだ。
上海はかって、アヘン、賭博、難民、秘密結社、スパイ、売春と貧困が渦巻く魔都といわれたそうだ。(横光利一の小説「上海」には、その辺の実態が或る程度描かれている)
日本郵船の上海支店長だった父君は、大正時代に上海港を世界一流の貿易港にするための上海大築工計画を提案し、その実現のために努力したが、志半ばで病に倒れたとのこと(1919年)。
隣国として日本は、中国および中国人を助けなくてはならないと考えたからのそうだ。