同性愛

昨日買ったりんどう(竜胆)を大鉢に植え替える。培養土に少し油粕を混ぜて。隣に百日草の鉢を置いて写真をとる。


BS2から録画した「噂の二人」を視る。モノクロ(1961年)だが、以外に迫力がある。最後まで(昼飯をとるのを忘れて)息をつめて、休まずに視た映画は久し振りである。エンディングの所で大分以前に視たことがあるような記憶が甦った。
医者と恋愛する女役のA・ヘップバーンが美しい。彼女の親友の自死という悲劇で終わるが、悪ガキ少女の嘘を見抜けないというか、全然気付かない大人の社会がおかしい。しかしこういう無理な筋をいれないと、フィクションは成りたたないのだろう。
半世紀以前の隔離された男社会、女社会の時代にしばしば見られた、恋愛の対象となる異性がいなかった時に生ずる同性愛という微妙な心理を描いた傑作といえよう。もうこういう映画が作られる環境はない。監督は、W・ワイラー。

ハイビッカスの葉のめくれた箇所の内側に緑色の小さい毛虫を発見した。直ぐ除去した。生物の管理は大変なことに改めて気付いた。じーっと本等を読んでいる生活の方が楽であることに、この年齢になって初めて気付く。