りんどうの花:秋のきざし

昼食後、残暑の太陽が照りつける中、大船へ行く。今年は例年と違って、余り暑さが体に響かない。少し丈夫になったみたい。

ビックカメラ藤沢店オープンの影響で、ヤマダ電機大船店が潰れるかもしれないという予感がしたので、その前に貯まっていたポイントを使い切るために、大船店のあるビルに入った。
ところが入り口の雰囲気がいつもと違う。よく見ると、「21〜23日間は改装のため閉鎖します」旨の掲示が出ていた。のたれ死にはしないという心意気を感じた。規模からみて無理かもしれないが、一応その意気をよしとしよう。
今まで接客態度がよくないという評判で、小生もそれを感じていたが、どこまで改善されるか見物だ。

5階へエレベータで直行し、10分千円カットの店で頭をすっきりさせる。同じ階の100円ショップ「ダイソウ」で、サプリメント3種やダブルコインケース、小型ボールペン3本組などを買う。全部で525円(消費税込み)と安い。これでは、商店街の雑貨小売店はシャッターを下ろすか、移転する他あるまい。

駅へ戻る途中、カフェcoloradoでコーヒを飲みながら備え付けの週刊誌アエラ8/11−24号を拾い読みする。


それによると、安倍官房長官の「美しい国」のゴーストライターは、中西輝政京大教授と八木秀次高崎経済大学教授とのこと。本人達は否定しているが、論調などで推定がつくらしい。

権謀術策に溺れ、泥まみれの政治家、特に自民党政治家がどんな「美しい国」を夢みているのか、馬鹿らしくてこんな本は手にとる気もしない。まだ小泉の「自民党をぶっ壊す」というスローガンのほうが嘘っぽさが少なくてましである。

かって北朝鮮は「地上の楽園」といわれ、多くの在日コリアンがこの『楽園』に憧れて帰国した。結果は悲劇だった。先の短い小生は、「美しい国」が「地上の楽園」とならないことを祈るのみ。

その帰りに駅ビル「ウイング」の花屋で、秋の訪れを知らせるリンドウの小鉢を見て、これを枯れかかったフクシアと置き換えるため買った。
バスを降りた5時頃は、涼しい風が吹いていた。