芝刈り

我が家に猫の額ほどの芝生がある。鎌倉の芝生のある家に住みたいというのが学生の時からの夢だった。この念願が幸い実現して、今こうして小さな芝生のある家にひっそりと住んでいる。
現役で若く元気な頃は、この芝生でゴルフのパッティングの練習や素振りをしたものだ。

今は車庫とテラスの間の単なる通り道となってしまった、この緑の芝生の維持が老いるにしたがい大儀になってきた。


最近の雨でたっぷり水を吸い取った上に、この数日の暑さで芝と特に禾本科系の雑草が急激に延び放題に延びてきて、見るに耐えない状態になってきた。
それで今夕思い切って、今年5度目の芝刈りをした。1ヶ月ぶりだ。
大き目のビニ袋2袋の芝と雑草が出た。今年は何とか芝刈りができたが、来年できるかどうか自信がない。これは近年毎度考えることだ。今年できたから、多分来年も大丈夫だろうと楽観視している。
最近、芝生を煉瓦畳に代えた庭を近所にみかけるようになった。最後の手段として残しておくか。

ともかく芝刈り後の庭の水水しい美しさは、芝刈りの苦労を忘れさせてくれる。できるがぎり長くこの芝生を維持したい。