オバマ大統領夫人と日本の繊維メーカー

午前、BSiのグローバル・ナビを視る。オバマ大統領夫人が就任式のときに着ていたガーでガンの糸は、日本は山形県佐藤繊維が作った特殊な糸ということで、佐藤社長が出演していた。ヒントは、社長が10年ほど前にイタリアのメーカーを見学した際に得たとのこと。イタリア人がのんびりと暮らしていても生活が豊かなわけが、ここに隠されているようである。つまり、廉価な量でなく、高価な質で競争することである。

榊原氏は、株価などの統計値では、景気は世界的に回復しつつあるという徴候がでてきたようであるという。しかし実態経済は分らない。

午後、家内は、大正琴教室の発表会(港南台の病院での)を聞きに、久しぶりに旧交を改めに出かけた。その留守番をする。その間、2年ほど前に買って積読状態の「大学医学部:保坂正康」を読む。昭和60年頃の“命をあずかる巨大組織の内幕”が暴露されている。中には、一高時代に無償の校医(当時は東大医学部助手)として、私たちの健康を守ってくれた沖中重雄東大医学部教授が、賛否を込めて描かれていて、懐かしかった。当時は引退して療養生活を送っておられたようである。
沖中教授は受験生の健康診断(主に聴診による肺結核の有無)も行なったが、ペーパテストでは合格だが、この検診で落とされ、涙を呑んだ受験生が数多かったらしい。教授は、落とした受験生のラッセル音を記憶していて、「昨年は駄目だったが、今年は治っている」とのお墨つきを貰って何年か浪人した末にやっと、合格させて貰ったという逸話を思い出語りしている同期生もいる。教授も検診で入試合格をはねるのは辛かったのだろう。

家内が帰宅後、久しぶりに松本さん宅前大通りを通って軽い散歩をした。病状がまだハッキリしない家内に付き添った次女が手製の美味しいパウンドケーキを家内にお土産として渡してくれたのをに持ち帰ってきた。市販のカステラより甘味と脂肪が抑えられて、さっぱりとしていて、大量に作って売れば、商売繁盛間違いなしの銘菓である。


家内が今年になってから食欲がない、薬のせいだろうかというから、ネットで調べたら、ガスドック(胃酸抑制薬)とジゴキシン(頻脈抑制剤)がえいきょうしているらしいことが分った。ガスドックは服用を止めて、ジゴキシンは呑む量を半分にしたらよいと勧めた。