映画:迷い婚〜全ての迷える女性たちへ

gladson2008-11-27

映画「迷い婚〜全ての迷える女性たちへ」(2006年)を視た。

30代のサラは、恋人ジェフ(弁護士)のプロポーズを受けてから気が滅入る一方。まだ中途半端な自分のキャリアをはじめ、結婚が自分の可能性すべてを閉ざすことを恐れているのだ。

そんな中、妹の結婚式で久しぶりに故郷に戻ったサラ。そこで気が若く破天荒な祖母と、幼い頃死んでしまったママこそが、映画『卒業』のモデルでは?と疑い始める。だとしたら自分の父親は、今のパパじゃなくて“もう一人”の恋人?!その疑問をぶつけるため、サラは母親の元恋人ボーを尋ねる。

30年前パサデナで物議を醸し出し、後に映画化された小説「卒業」のモデルが、自分の母と祖母だった?!

そんな奇想天外な設定を通じ、結婚前に揺れ動くオンナ心を描いたラブストーリー。ジェニファー・アニストンが等身大で演じたヒロインは、とてもキュート。
だが脇役も、その主役を喰うほど魅力的!その昔、娘の恋人を誘惑したサラの祖母・キャサリン役を、さすがの存在感で演じるシャーリー・マクレーン。祖母と母が関係を持った男だと分かっているのに、サラが思わずヨロめいてしまうのも納得の、ステキなおじさまボー役のケビン・コスナー。彼は自家用ジェット機でサラを送る。

結婚適齢期の女性はもちろんのこと、映画『卒業』が青春だった世代にもたまらない作品だ。