世界的金融危機

土曜日(10月25日)早暁に生放送された行なわれた「朝まで生テレビ世界金融危機とニッポン」を録画で視た。これによると、ニューヨーク株式の暴落が止まらないで、なかなか底がみえないのは、アメリカが不良債権処理をするときの、財源が足らないのでないかとの不安があるためのせいのようである。財源は最終的には米国民の税金であるが、とりあえずは、米国債による他ない。パネラーの多くは与党議員を除いて、約250兆円の対外資産を持ち世界一の富裕国とみなされる日本が、12月中旬に開かれるG8でババ引きさせられるのでないかとおそれている。つまり円高で目減りした米国債を更に買い増しさせられるのでないかと。
民主党大塚耕平議員(日銀出身)は、「円建て米国債ならしかたないのでないか」と発言した。これには大方は賛意を表した。これは、基軸通貨がドルから円に徐々に移行することを意味すると思われる。
また、番組の最後に抱いた感想は、日本経済が米国への輸出に頼る時代は終わったということである。今後世界経済のパラダイムは大きく変化しるであろう。

なお、サブプライムローン問題の根源は、ブッシュの“全国民の持ち家”政策にあるとのこと。