原爆の日


8月6日(水) 晴れ
28℃、55%、29℃セット(冷房)
27℃(朝外気温)、29℃(朝室温)、33℃(外気温12.00)



今日は、原爆記念日とか。特別の感慨はない。日本人は、木を見て、森をみないという悪い癖がある。拉致問題にしても、原爆問題にしても、根っこは同じである。もし原爆投下がなかったら、無条件降伏の時期は確実に遅れ、ソ連軍の侵攻によって、日本は、今の朝鮮半島のように分断国家(たとえば、北海道、東北地方vs関東地方以西)になっていたであろう。今日の日本は無い。当時の日本軍部は、今の自衛隊とは全く違う。ナチ的(この言葉で麻生幹事長が物議をかもしたそうだが)性格を持っていた、というか下克上が激しかった。阿南陸相が自決することによって、やっと陸軍の降伏反対派が折れたという、際どい降伏だった。



庭のテラスにパラソルを掲げ、その下で小説「化身(上)」を読む。空は抜けるように青く、白い夏雲が時々日蔭をつくる。爽やかな微風が木々の葉と擦れあう。平和である。この小説は、男と女の本音を見事にあばき出している。男は老いと共に弱くなり、女は強くなる。


昼食後、家内に頼まれて、今日発売の「週刊文春特大号」および「週刊新潮特大号」を買いに行く。ついでにパイニーで山食パンを買う。


幸い原油価格も少し安くなってきたようである。物価高も一服するであろう。


麻生幹事長は、「11年度のプライマリバランスの黒字化達成は難しい」との認識を示したが、福田首相は「あらゆる方策を使って達成するという心構えが極めて大事だし、実現したい」と述べたそうだ。どちらの方が正直なのだろうかと、一般国民は迷ってしまう。
物価高が一服するかどうかにかかっているのだろう。この際、下手な財政政策をとらないで欲しい。