政権交代

7月31日(木) 晴れ
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一日かけて、昨日買った岡田克也著「政権交代 この国を変える」を、やっと読み終わった。

民主党代表岡田氏の、生い立ちから、通産省官僚、自民党衆議院議員自民党離脱、新生党新進党民主党入りに至る、愚直なまでに政権交代を目指す男の履歴書である。
その底にあるのは、高校生の時に抱いた「よりよく生きるということは、公のために尽くすことだ」という信条である。そのため、通産省に入ったが、官僚時代は、省益のために尽くすことを強いられた。それで国会議員になることを決意する。しかし、自民党の派閥政治に幻滅を感じる。そして、小沢、羽田と共に新生党を結成。1993年、細川内閣での政治改革(小選挙区制)に邁進する。以降挫折を繰り返しながら、政権交代一筋に政界を歩む。

考え方は公正である。代表時代に、郵政選挙で煮え湯を飲まされた小泉政権に対しても、公共事業を抑制したこと、および困難な不良債権処理を貫徹したことを評価している。
本書を読んで、岡田は、劇場型でないが、信頼を置ける誠意のある政治家であるとの印象を強くした。