BOOK−OFF

7月17日(水) 晴れ
26℃、55%、28℃(冷房)
26℃(朝外気温)、27℃(朝室温)、31℃(外気温12.00)



猛暑がぶり返してきた。
昼飯後、大正琴のお稽古に行く家内に頼んで、BOOK−OFF近くで下ろしてもらい、次の本を買う。
村上春樹東京奇譚集」(新潮社、2005年発行)
・ 高橋団吉「新幹線をつくった男 島秀雄物語」(小学館、2000年発行)
加地伸行儒教とは何か」(中公新書、1990年初版)
・ 中村 明「センスある日本語表現のために 語感とは何か」(中公新書、1994年初版)

帰りはバス。暑い。一寸歩いただけなのだが、汗びっしょり。帰宅後、すぐにシャウワーを浴びる。シャッツ、ズボンが皮膚にべったりくっついていて、中々脱げない。シャウワー後は気持ちよい。


録画で、日本映画「鰯雲(1958年、成瀬巳喜男監督)」を視る。去る5月9日にもみたのを思い出す。戦後の農地改革で大方の農地を失い、貧乏暮らしながら昔の誇りにしがみつく元大地主と、戦争未亡人の妹および息子たちの、古い慣習にとらわれない若い世代との葛藤を巧みに描いている。中に不倫あり、婚前同棲あり、親の反対を押し切っての女子の大学志向、自動車運転免許取得などもあり、戦後の夜明け前の風潮がほとんど取り入れられている。
若い世代には、すべてが民主主義の名のもとに当たり前とされる。しかし皆、一生懸命に働き、親子、親族の間の心の通いは強く残っていた。昭和30年代初頭は、貧しいながら、希望があり、夢があり、日本が最も輝いていた時代でないかと回顧される。