たばこ増税

7月2日(水) 晴れ
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今月から、電気料金、ガス料金、ガソリン、航空運賃、野菜、果汁飲料、食用油、練り製品、キャンディなど、マヨネーズ、マーガリン・チーズ、ウイスキー、ブランディ、生麺、食器、写真用印画紙、肥料、自動車保険などが値上げになると、新聞は報じている。これでは、消費税アップと同じである。したがって消費税引き上げどころでない。
しかし2009年度から基礎年金の国庫負担割合を現行の3分の1から2分の1に引き揚げる方針が決まっているため、そのための必要な財源探しが行なわれている。この引き上げに必要な財源は約2兆3000億円といわれ、ほぼ消費税の1%引き上げ分に相当するそうだ。
それで、今たばこ増税が大きく論じられるようになってきた。仮に一箱1000円に値上げすれば、税収は9兆5000万円と試算されている。値上げに伴う需要減があるとしても、3割の歩留まりがあれば、3兆円近い税収増になる。道路特定財源に近い。たばこを吸わなくなる国民が増えれば、ガン罹患者も減る、国民健康保険負担も減るという、好循環が生まれる。是非実現して欲しいものだ。

英、仏、米、独、日などの先進国の中では、日本が一番たばこの値段が低いそうだ。英国は1200円、仏は800円、米もほぼ同じ、独は600円強、日本は300円のそうだ。従って、国際的にみて文句をいわれる筋はない。ついでに酒税を上げてみてはどうか。要するに、最低生きていくに必要な食糧などには消費税アップせず、嗜好品や贅沢品に対する税金を上げればよい。今は戦後最大の世界的経済危機である。たばこや酒類などは高所得者が消費すればよい。そして自業自得で健康を害すればよい。