遺稿集:君は陽に輝いていた

5月19日(月) 曇り→小雨→晴れ
24℃、55%、NOセット
20℃(朝外気温)、22℃(朝室温);21℃(外気温)(12.00)


天候がはっきりしないので、家でぶらぶら過ごす。


録画で、映画「戦場のアリア(2005年)」を視る。
アカデミー賞受賞作として、数年前に評判になった映画である。1914年、第一次世界大戦下。フランス北部の村ではフランス・スコットランド連合軍とドイツ軍が連日熾烈な塹壕戦を繰りひろげていた。白雪で覆われたクリスマスイブ。両軍の塹壕間の白い平地で女性歌手の歌うアリアが流れ、一夜限りの停戦が起こった。両軍の間に友情も生まれたという。事実考証に基づいて作られた映画だという。関係した将兵は後日処罰される。
何のために、誰のために戦い、命を落とすのかを、深く考えさせられる映画である。


昨日、家内は鎌倉で行われた、岡山の操山高校同窓会(同学年の)に出席した。父親の職業の関係で、家内は2〜3年ごとに転校したそうだ。それで、この高校にも3年の時の1年間しか通わなかったそうだ。そのため深いつき合いの友達はいないので、滅多にこの同窓会に出ないが、今回は近くで催されるというので出たという。
その席で、宰田豊案さん(同級生の満里子さんと結婚した)が、3年前にガンで亡くなった奥さんを追悼して出版した「君は陽に輝いていた:宰田満里子遺稿集」(文芸社)を、希望者に定価より安く頒布されるというので、持ってきた本を読ませて貰った。この手の本にはすべて、人格高邁で、優れた才能を有する人ばかり出てくるので、読む人に劣等感を抱かさせる。私も劣等感を持ちながら読んだが、最後の方に近くなって健康法として、よいことが載っていたので、それを下に写す。
少肉多菜 少塩多酢 少糖多果 少食多嚼 少衣多浴
少車多歩 少煩多眠 少怒多笑 少言多行 少欲多施


なお、この本の中で一家がシカゴ郊外に住んだときの体験記事が、異文化を知る上で特に面白かった。アメリカは、職業資格としての学歴を通して、雇用者と被雇用者が結びつくので「機能的学歴社会」といえる点で、日本の「単純な学歴社会」とは違うそうである。