映画:人間の約束

5月15日(木) 晴れ
24.4℃、43%、25℃セット
17℃(朝外気温)、19℃(朝室温);21℃(外気温)(12.00)


昨日と変わって、風ぬるむ久し振りの五月晴れ。読む本が少なくなってきたので、藤沢へ行く。駅近くのリサイクル本屋で、
村上龍「限りなく透明なブルー」および
辻仁成冷静と情熱のあいだ」の文庫本を買う。丁度バスがきたので直ぐ帰り、家で昼食。


四川大地震は発生4日目を向え、被災者1千万人を超えるという。一方ミヤンマーのサクロンによる被災者数は最大250万人と推計されるそうだ。凄まじくも恐ろしい自然の脅威である。



録画で映画「人間の約束(1986年、日本)」を視る。恍惚の人となった両親を看護する息子夫婦家族の地獄絵図の生活を描いている。親は「殺してくれ」と喚き、自殺をしようとする。それを止める子。最後は嘱託殺人の疑いがかかる悲劇にまでなる。他人ごとでない。介護保険制度が施行される前の話である。今はこの制度によって多少救われている家族もあるであろうと思う。


録画で、映画「夫以外の選択肢(2004年米、加)」も視る。
美しい郊外の学園都市で、可愛い幼児を持つ二組の大学教授夫妻が夫婦ぐるみの親しい付き合いを続けていた。その裡に、互いの夫婦同士でダブル不倫関係に陥る。妻から告白を聞いた片方の夫は、自分もそうだと告白し、夫は家を出て行き、他方の妻も子供を連れて里に帰るという他愛もない恋愛劇だが、人間関係の難しさをよく描いている。親友の連れ合いを奪う優越感を満たしたいのだろうか。単調で平凡な田舎生活に変化を求めたのか、動機は色々と想像される。裸の人間は面白い存在である。
離婚が簡単に行なわれるのも、いかにもアメリカらしい。