映画:ワンス・アッポン・ア・タイム・イン・アメリカ

3月21日(金) 曇り、風強い
23℃、34%、25℃セット
8℃(朝外気温)、13℃(朝室温);14℃(外気温)(13.00)


今日も、風が強いので、家に閉じこもる。


録画で映画「ワンス・アッポン・ア・タイム・イン・アメリカ」の前編および後編を視る。コマーシャルを入れて計4時間という長時間映画である。禁酒法時代(1920〜33年)のニューヨーク・ユダヤ人街。悪童の一党が禁酒法を利用して荒稼ぎをする。当時の貧しい彼らの生活が印象的である。ギャングまがいの犯罪を犯しながら彼らは生き延び、金持ちになっていく。30数年後に、悪童の親分だったマックスは政財界に君臨するようになった。アメリカン・ドリームかとも思ったが、日本にも、戦後に西部王国を築いた堤康次郎という似たような大物がいたっけ。



文芸春秋4月号をぼつぼつ読む。政治家麻生太郎と漫画家さいとう・たかおの対談が面白い。次期自民党総裁の座を狙っている麻生太郎が漫画大好きは有名であるが、漫画に興味がない私には、このような麻生は謎の人物である。片や、‘さいとう’という漫画家は、「ゴルゴ13」という人気漫画の生みの親のそうだ。
‘さいとう’は、「私は全く銭計算ができない人間で、九九を覚えていない。小学校のとき、なぜ1+1が2なんだと考えているうちに授業が進んでいってしまったから」と言うほどの変人または天才のようだ。この‘さいとう’の、政治や社会への言いたい放題の批判や注文を柔軟に聞きながら、麻生は「アメリカが第1次欧州大戦に参加した理由は、イギリス、フランスにはアメリカは多額の金を貸していたが、ドイツには1円も貸していなかった。借りている国が負けたら、債権がなくなる。だから債権保全のために戦争に介入した」と外交、経済に明るいことを、さりげなく語っている。麻生は、単なる漫画オタクではないようだ。もし麻生が総理だったら、日銀総裁空席というような、世界の恥さらしは避けられたかもしれない。