深い河

3月17日(月) 薄曇り
24℃、37%(就寝前加湿)、25.5℃セット
14℃(朝外気温)、18℃(朝室温);15℃(外気温)(12.00)


玄関脇の植込みの雑草抜きを家内と一緒にした。
その後、近所を一巡り散歩して春の気配を楽しむ。エバステールを毎朝飲んでいるのが効くのか、花粉症はほとんど感じない。


遠藤周作「深い河:講談社文庫、1996年」(原作は1993年に発行)が面白くて、一気に読む。宗教的な小説だが、遠藤は、普通の日本人が宗教に関心がないことを逆手にとって、西欧的キリスト教になじめず神父になり損ねた大津が、インドのガンジス河の畔で非業の死をとげるのを匂わせて幕を閉じている。私のような反宗教的人間にとって余韻が心地よい。
今はどうか知らないが、インディラ・ガンディーが暗殺された当時(1984年)の、インドの目を覆いたくなるような貧困が生々しく描かれている。


バリシネ、アメリカ映画「タイムトラベラー:1999年」を録画で視る。核シェルターから35年ぶりに地上に出てきた老夫婦と、シェルターに入って間もなく生まれた1人息子が、世の中の変貌に驚くというコメディ風の映画である。