映画:あ・うん

gladson2008-03-05

3月5日(水) 曇りー晴
23℃、30%(就寝前加湿)、25℃セット
5℃(朝外気温)、13℃(朝室温);8℃(外気温)(12.00)



録画で日本映画「あ・うん(1989年)」を視る。毎日の映画視は疲れる。だが今日のように、寒さがぶり返すと、屋内にいる他ない。

この映画の描く時代は昭和12年の銃後。当時は、日本軍がシナ(支那:中国)に侵攻して、戦いの泥沼化が始まろうとしていて暗いが、一方では僅かながら平和の面影が残っていた。若い恋人がカフェでコーヒーを飲みながら話しを楽しむ一時を過ごしても、写真のように、軍人に注意をされるという、今では信じられないことが起こる時代だった。銃後を守る二人の中年男のあり得ないような、家族ぐるみのつき合いと固い友情が主題である。当時の東京の風物が懐かしい。原作は向田邦子とのこと。女の向田は、男に潜む本当の汚い心情(例えば、嫉妬とか)を知らないためにこのような小説(脚本?)を書いたのかもしれない。