結膜のう胞

2月22日(金) 快晴
23℃、36%(就寝前加湿)、25℃セット
3℃(朝外気温)、13℃(朝室温);14℃(外気温)(12.00)


数日前から左目に、睫毛がささったような違和感を覚えるので、深沢の病院へ行く。
先ず成形外科で芍薬甘草湯とポルタレンゲルの処方箋を作って貰ったのち、眼科へ行く。例によって眼圧検査、視力検査の後に、医者の診察を受ける。結膜に小のう胞があるので、除去するといって、目薬で左眼を麻酔してから、針先で結膜ののう胞の箇所を突いたら、水が出て簡単に治ったようである。再発の可能性があるという。炎症防止用にクラビット点眼薬を処方された。
一方右眼は視力が0.5で、白内障気味だから、月1回視力検査をした方がよいと勧められた。


石川達三作「青春の蹉跌:新潮文庫(昭和46年発行)」を読む。主題が、アメリカ映画「陽の当る場所」の二番煎じだという評判を知り、試みに読んでみたくなったのである。確かに戦後高度成長期の「陽の当る場所」を求める若者が、結婚を迫る愛人を殺すという点で二番煎じである。しかも内容が理屈ぽくって、情緒感が味わえない。しみじみと訴える文章でない。この作品は、昭和43年に毎日新聞に連載されたそうである。一般読者には不評だったと想像する。以後、男女機会均等法が施行されてからの、女性の社会的進出は目覚しく、現在では、このような悲劇の社会的素地はないと思う。