古紙偽装

1月20日(日)曇り→晴れ→曇り
21℃、33%(就寝前加湿)、24℃セット
1℃(朝外気温)、10℃(朝室温);11℃(外気温)(11.00)


今日は大寒の初日だそうだ。こう毎日が寒いと、地球温暖化が早く進まないかなあ!とつい願ってしまう。不謹慎だろうか。


それにしても不思議なのは、製紙業界ぐるみといわれる古紙配合率偽装問題である。例によって正義の味方を称するマスコミに叩かれて日本製紙(株)社長が辞任したそうだ。だが、他社の社長は居座っている。居座りが悪いというのではない。何故社長辞任しなければなかったか、理由がよく分からないのである。グリーン購入法というのがあって、コピー紙などには一定割合以上の古紙配合が義務づけられているらしい。この法律は、社会全体で持続可能な循環型社会構築の一助として古紙を利用するために制定されたという。

しかし一般国民は、古紙の配合率が増えれば製品品質が落ちるだろうと、漠然と不安を感じている。したがって、グリーン購入法違反が社会悪とは思っていない方々が多いのでなかろうか。中国への輸出急増で古紙価格が上昇して、グリーン購入法に違反せざるを得なくなったというのが真相らしい。この法律制定時(平成13年)には、今ほど古紙は高くなかったようだ。事情が変ったのに、法律をそのままにしたのは、政治の怠慢である。
さらに問題なのは、古紙配合率が高くなると、漂白などのためにエネルギー使用が増加して、CO2排出量が増加するというジレンマをかかえている。したがって、この法律は福田内閣が目指す「美しい星50」に反するのでなかろうか。
よって製紙会社のみを叩くのはおかしいのでなかろうかと、私は中立的な立場で考える。