ヤクザの大親分

11月30日(金)曇り、時々小雨
24℃、36%(就寝前加湿)、23℃セット
9℃(朝外気温)、13℃(朝室温);9℃(外気温)(10.00)


右側の肩甲骨と背骨の間がときどきジワーット痛い。筋肉疲労だろうか。しばらく様子をみることにする。

大下英治著「首領 昭和闇の支配者 三巻(だいわ文庫:2006年発行)」を読む。この文庫のための書き下ろしのそうである。

主人公は、ヤクザの巨大組織を一代で築いた、稲川会の稲川聖城総裁である。現在91歳。神奈川県湯河原からスタートして熱海を本拠としながら、稲川会を巨大組織に成長させた経緯が述べられている。ヤクザ即ち博徒、ときには暴力団のような社会悪ともなる大組織の親分を尊敬しているような書きぶりに違和感を覚えた。
著者の背後にあるのは、ヤクザから出た金か、それともけなすことによって起こるヤクザの仕返しに対する恐怖だろうか。ヤクザの闇世界が多少とも分かったが、後味の悪い本である。著者の品性を疑わさせる本である。