警察官僚


11月19日(月)晴れ→曇り
24℃、40%、24℃セット:時々加湿
7℃(朝外気温)、16℃(朝室温);11℃(外気温)(14.00)


神 一行著「警察官僚 知られざる権力機構の解剖(角川書店:平成12年発行)」を飛ばし読む。最近官僚の天下り批判の声が高いので、官僚機構の一部でも知ろうと思って読んだ。警察庁の組織、運営が主であり、固くて、面白い内容ではない。印象に残った点を2,3メモする。


毎週水曜日の午後、紫の風呂敷包みを大事そうに抱えた男が、首相官邸を訪れ、官房長官室に消える。その男の肩書きは、内閣情報調査室長。情報調査室が収集した国内外の情報を整理し、分析して官房長官に報告するためである。重要事項は直接、総理に報告する。
室長は警察庁出身、次長は外務省出身というのが慣例になっている。職員は総勢で約130名。“日本版CIA”ともいわれる。衆参の国政選挙情報にめっぽう強く、密度の高い分析をしているという。

{これだけ多数の官僚が与党側にいて、選挙情報を収集しているのでは、野党が中々勝てないはずである。小沢民主党代表が次の総選挙は厳しいと警告を発しているのも、このような事情を承知しているからだろう。因みに昨日の大阪市長選挙は、次の総選挙を占うものとして注目を浴びたが、民主党が勝った。}



「大平元総理はゴルフで一度もロストボールを出したことがありません。腕がいから?とんでもない、林の中に潜んでいるSPがすぐにみつけだしてくれるからです」と、元総理秘書官が語っているそうだ。
ゴルフは4人一組でやるものだが、総理に限っては5人一組。1人多いのは警護隊長がついているからだ。服装こそスポーツシャッツ姿だが、その下には拳銃が隠されているそうだ。