学徒動員の遅れで日本が負けた?


10月12日(金)爽やかな秋晴れ
25℃、51%、NOセット
19℃(朝外気)、23℃(朝室内);25℃(外気)(10.00)

芝生の要所に、一年生イネ科雑草用除草剤(バナフィン粒剤2.5:ベスロジン製剤;北興産業(株)製造販売)を撒く。猛毒性らしいので注意しながら。

ヘアカットのために大船へ行った。ECO BOOKで次の文庫本7冊を買う。全部で2000円位。外での飲食費に比べると格段に安く、しかも長時間楽しめる。
幸田真音:小説ヘッジファンド
城山三郎:価格破壊」
「塩田潮:郵政最終戦争」
カール・セーガン他:人間に刻まれた進化の歩み はるかな記憶(下)」
「井上トシユキ:2ちゃんねる宣言 挑発するメディア」
柄谷行人日本近代文学の起源
五味川純平:人間の条件(1)」

帰途、カフェcoloradoで「アエラ:10月15日号」を読みながら、ハヤシライスのランチを摂る。デザートに桃のゼリー。

帰宅後に、文芸春秋11月号を、昨日に続いて読む。
「帝国海軍vs米国海軍:日本はなぜアメリカに勝てないのか」というタイトルの6者対談形式の記事。現在の日本の第二の敗戦建て直しの契機にしようとの目論みがあって編集したもののようである。
“勝てない”ものはしょうがないと、馬鹿馬鹿しいと思いながら、結局最後まで読みきってしまった。
引っかかったのは、秦郁彦氏の次の発言(148頁)「(略)開戦直後から学生を動員したアメリカに対して、日本で学徒動員が行われたのは戦争の帰趨がすでに決していた昭和18年10月のこと。私は学徒動員の遅れで日本が負けたのでないか、と思っているくらいです(略)」
万一勝ったとしても、それまでに殆どの学徒兵や国民は戦死または餓死していたであろう。勝っても意味がない戦争だったのだ。

とにかく、この記事は、食料、石油、鉄、アルミなど資源欠乏からの敗戦という観点がないので、無意味である。