朝青龍

台風5号が九州方面に接近中というが、予報では今後日本海に進むとのこと。そのせいか、今日は抜けるような青空に、風が少々強い。


青空といえば、数日前にテレビで視た、モンゴルの青空の下で朝青龍が広々とした緑の草地をサッカーで駆け巡っていた光景が思い浮かぶ。彼にとっては愉しい青春の一駒だったのだろう。それが、一転して、9月の秋場所と11月の九州場所の出場停止や九州場所千秋楽まで厳重謹慎などの厳しい処分を相撲協会から下されたという。何でも怪我を理由に3日からの夏巡業の休場届を出しながら、上のようにモンゴルでサッカーをしていたからだという理由のようだ。

以前から朝青龍には横綱としての品格に書けるなど、兎角の悪評があった。横綱に何故品格が必要なのかは私には、よく分からない。相撲は国技だから、その最高の地位である横綱は、相撲界の天皇みたいなものである。それ故天皇陛下みたいな品格が横綱には要求される。こういう理屈だろうと思う。それなら相撲を外国人に解放しなければよい。日本人だけで相撲を1人占めにしたらよい。外国生まれで、外国で育った外国人が心底から日本人になりきるのは不可能だろう。


朝青龍は恐らく出稼ぎ気分で相撲界に入ったのだろう。いずれ狭い日本のビルの谷間暮らしに嫌気がして、広大なモンゴルに戻るのでないかと想像する。彼には、西は東ヨーロッパ、南はアフガニスタンチベットビルマ、東は中国、朝鮮半島まで、ユーラシア大陸の大部分にまたがる史上最大の大モンゴル帝国の子孫であるという誇りが、島国の日本人が万世一系天皇を戴くという誇りよりも高いのだろうと想像する。小さいことに目くじらを立てるのが狭小の国に住む日本人の欠点である。以上反論があるのを承知で思いつくままに、無責任な勝手なことを書いてしまった。