中越沖地震

この1週間ほどの間はっきりしない天気なので、外出を控えていた。今日は台風一過後の久しぶりの青空がのぞく初夏日和なので、運動をかねて11時ごろ家を出て大船へ行った。

買って一回見たきりで、内容が凄惨なので二度と見る気がしないで、お蔵入りしていたDVD4枚をO_PlazaのE-BOOKで引き取って貰った。20分ぐらいの間待たされた。吟味をしていたのだろう。僅か1000円だが、ランチ代にはなる。その際に、姓名、年齢、住所、電話番号など個人情報をすべて書き込まされた。盗難品だったとした場合の予防策だろうから仕方ない。このようにして個人情報はどんどん漏れていく。

それからカフェColoradeでトーストとコーヒーの遅いランチを摂った。初めはアエラが棚に無かったので、ニッカン・スポーツを読む。松坂が打線の応援で辛うじて11勝目を上げたと大きく出ていた。疲れのせいか、球が思うように走らなかったと感想も述べられていた。

その後、棚を覗いたらアエラ7・16号が戻っていたので、これを読む。養老孟司、吉岡忍、池田清彦3氏の「無人島で1人で暮らすとなった場合持っていく只一冊の本」というテーマでの鼎談が面白かった。植物図鑑、聖書、史記精神現象学ヘーゲル)など思い思いに理由をあげて勝手なことを言っていた。隙があって考えさせられる本がいいということで一致したようである。その内で聖書が一番いいらしい。養老さんは中学生のときに読まされたという。

カフェを出たら、空がどんよりとしてきた。外気もやや肌寒い。バスを降りて、裏の坂道をフーフー云いながら登って帰る途中の、右手の山裾の古家の跡地で新築工事が行われていた。掲示板から工事業者を読むと、ソーケンホームとあった。その近くではE-ONEという業者が工事をしていた。近頃は新しい横文字業者が多い、時代が変わったなあ!と改めて感じた次第である。

帰宅後、何気なくテレビを付けたら、今日10時13分ごろ中越地方でマグニチュード(M)6.8の大地震(早くも中越沖地震と名づけた由)が起きたと、各局が特番を組んで大きく報道していた。最大震度は6.5(柏崎市)とのこと。3年前にも大地震のあった所だ。近くに柏崎原発があるが、今のところ放射能漏れはないようなので安心した。それにしても、大地震頻発地帯に原発があるとは、怖いことだ。被害地の空中写真をみると、瓦葺の古家が完全倒壊しているが、その隣の新しい家はそっくり残っている。建物の構造によって被害は大きく異なる。道路を横断する高さ10〜20センチほどの断層が見られた。この辺は、糸魚川静岡構造線の北側辺縁近傍にあり、何となく不気味である。