老いては妻に従え

午後に雨が降るとの予報なので、朝飯後に家内と一緒に玄関植込みに昨日買った柘植の灌木を植え込む。シャベルで固い土に穴を掘るのは、結構疲れる。もっと深くとか、もっとこっち側とか、家内が相変わらず細かくいうが、黙々とその通りにする。‘老いては妻に従うのが、夫婦円満のコツ’と飲み友達のS君は言う。

その後、NHK第2ラジオ放送の10時40分からの「Pride and Prejudice」を録音した。大学教授の解説が面白い。19世紀初頭のプライド高い英国青年貴族からの求婚を、彼に対して偏見を持つ怜悧なイギリス娘が断わる礼儀正しい会話のやりとりが見事である。
その後だらだらと、米映画やサスペンス等のテレビ番組を視て一日を過ごす。


昨日宮沢元首相が、87歳で老衰で亡くなった。ご冥福を祈る。朝日新聞での彼に対する評価は余り高くない。バブルが弾けた後の経済対策を、無為にケーンズ手法に頼って今日の国家財政のピンチを招いたという。要するに頭が古かったのだろう。過去の人を経済通として持ち上げていたマスコミもいい加減なものである。
世の中には87歳を越えてもピンピンしている人が結構多い。87歳が、人間の細胞分裂が止まって自然死する年齢とは考えられない。
愛酒家という話しだったから、恐らく酒の飲み過ぎが死期を早めたのでなかろうか。