本間政府税調会長の人間性は?


久しぶりに晴れ間が見え、陽が射してきて暖かいので、ローソンへ行き「週刊文春:12.21号」を買う。そして庭のテラスでコーヒーを飲みながら、買った「週刊文春」を読む。今週の「週刊ポスト」の追補的な記事がある。例えば、本間政府税調会長の、愛人との高級公務員宿舎同居問題。これは新聞やテレビでも取り上げられ、社会問題になっている。朝日新聞では、“退去する”ということで一応の決着がついたようだが、これだけでは、何となく納まらないのが国民感情である。

週刊文春に載っていた本間氏の人格の真相に迫る記事を以下に要約する。

本間氏が一躍脚光を浴びたのが、中曽根政権のとき。大型間接税である「売上税」に対して、「年収600万円以下の中低所得者層には増税になる」との研究結果を発表し、“売上税を葬った男”として名を売ったそうだ。
彼の転機は、旧大蔵省財政金融研究所(現財務総合政策研究所)の特別研究官に就任した頃らしい。この頃に旧日本開発銀行から出向していた竹中平蔵総務相と知り合い、後に阪大へ呼び寄せて学者への道を開いたのが本間氏である。また、生命保険文化センター研究員だった大田弘子氏を阪大に呼んだのも本間氏。彼女はいまや経済財政担当相である。

一方愛人のK子さんは、かって大阪の北新地の有名な高級クラブに勤めていた、色白の気立てのいい女性で、絶世の美人ではないが、今でいう“癒し系”のようである。当時から本間氏とK子さんの間柄は財界人の間では周知の事実だったという。

大阪にある本間氏の自宅は、もともと奥さんの実家とのこと。本間氏が大学院生のころ、その家に住み着くようになり、そのまま結婚した。本間氏は外では人付き合いがいい反面、家に中では亭主関白ぶりが激しいらしい。

本間氏は“改革の旗手”のように扱われているが、実はなかなかの野心家らしい。3年前には負けはしたものの、阪大の学長選挙に出馬した。税調会長に就任してからも、いろんな待遇を役所に要求しているそうだ。その一つが、愛人を囲っている官舎に住み続けること。
次に内閣府に個室と補佐官を持つこと。
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以上、身から出た錆とは言え、へまな結婚をしてしまった本間氏の苦境は察するに余りあるが、大企業優遇ばかりでなく、初志を生かして庶民の味方になる税制改革を目指して欲しいものである。
正式に離婚したら、住む所が無くなるので、その前に税制で大企業に恩を売っておいて、退官後の天下り先確保を狙っていると勘ぐられかねない行為である。