東大vs慶応

台風16号は熱帯性低気圧となって消滅したが、その余波で雨を伴う強風が一日中吹き荒れた。例によって、ぶらぶら過ごす。

東大生ブログランキングで常に一位を占めている『トウダイ、トウダイ?(旧)「もう恋なんてしない 東大生活」http://blog.livedoor.jp/todai_guidance/』が面白い。
一口コメントによれば、東京大学オープンキャンパスで開催される東大生による高校生向けイベント「学生ガイダンス」の公式ブログ♪で、執筆者は1年生から院生までの10人である。


中を読んだ所では、東大受験生を増やしたいという小宮山総長の贅沢な意向を受けて、“いのうえ まどか“という、すごい才色兼備のお姐さんが番長をしているグループ(約100人)が、五月祭などで東大受験の相談に応じているようである。このグループの中の10人(地方の高校出身が多い)が交互にこのブログで執筆している。


東大(と慶応)について、よく言い当てていると感じながら最近読んだ面白い記事は、慶応高校出身の“ふかつ こうき”君による、9月22日の以下の記事である。

「多少はバッシングがあることを覚悟して書きますが、今の段階で東大が慶應に負けてると思うところは次の2つです。
①連帯感
②コミュニケーション能力

就職活動をするとすぐにわかることですが、慶應は縦のつながりがとても強いのです。三田会という大きな組織もありますし、先輩の面倒見がとても良い。
『お、慶應出身なの?』
というだけですぐに話もはずみ、OBも快く訪問を引き受けてくれます。

行事でも大きな差があります。例えば卒業式の後には園遊会と呼ばれる、大きなホテルのホールで行われるのですが、そこでは応援団とチアリーダーの指揮のもとに『若き血』を熱唱。最後は慶應最高!みたいな感じで卒業の夜を迎えるわけです。
僕も高校生の頃の文化祭の後夜祭で、舞台に上がって若き血を歌ってました。
応援団のあのノリがいいですよね。
『わたくしーー、私立慶應義塾高校出身!』(応援団)
『めいもーーん(名門)!』(聴衆)

一方の東大はといいますと、卒業式の後のパーティーなんぞあるわけもなく(内輪でクラブを貸しきってのパーティーはありますけど)、さらに縦のつながりは薄いです。
それを揶揄して次のように言われるくらいです。
慶應はみんなで助け合うことを良しとするのに対して、東大は周りを蹴落とすことに必死だ』

コミュニケーション能力は個人差が大きいと思いますが、この話題を取り上げたのは現東大総長である小宮山総長のあるエピソードを取り上げたかったのです。


小宮山総長が慶應の安西塾長などを交えて会食をしたときのこと。会が始まると率先してお酌に回るのは東大出身ではなくて、慶應出身の人だったそうです。慶應出身の人はみんな立っているのに、東大出身の人はみんな座っていた。
それを見た小宮山総長は
『○○君、これじゃあ慶應に負けるわけだよ』
と、本気で慶應の方が上だと考えて、慶應に追いつこうと東大の改革を行っているのです。


僕も思うことですが、東大生はまだまだ自分の能力のアウトプットの仕方の底上げができるはずです。(後略)」