膀胱がん入院日記

21.02.03:後期高齢者定期検診で、尿に潜血+3の反応発見された。昨年までは潜血0だった。
21.02.16:谷野さんの紹介状を持って、山崎の泌尿器科へ行く。潜血は炎症のせいかもしれないといって、抗生物質クラビット1週間分うぃもらう。
21.03.11(水):腹部エコー検査でガンらしい白い陰を発見。
21.03.19(木);16時から澤田先生による膀胱鏡検査の結果ガンとのこと。検査後に、採血、細菌(鼻)、凝血具合(耳で3分dった。5分以内ならOKとのこと)、採尿、胸と腹部のレントゲン撮影、心電図、肺活量測定を行なった。
澤田先生3月一杯で転勤のため、次回以降は三浦医長が引き継ぐとのこと。

転移の有無を調べるため、
3月23日(月)に、DIP点滴静注腎盂造影検査。
4月2日(木)に循環器で、ワーファリン一時中止(4月15日から服用一時停止)について相談せよとのこと。その際、ペースメーカ手帳を必ず持参のこと。当日12時から(腹部)胸―骨盤のCT造影検査を受ける。
4月18日(土):12時から胸部CT撮影。
同日:13時から家族と一緒に村田憲彦医師から手術の説明があった。
4月19日(日):午後2時に入院、個室西521号室。全ルーム室温26℃。緩下剤アロゾール2袋を夕食後に飲むように手渡される。消灯午後9時。
4月20日(月):朝浣腸。13時30分手術室に入る。女医による腰椎麻酔利かず。20分くらいして全身麻酔に切り替える。間もなく意識なくなる。目覚めたときには電気メスによる手術(TUR−BT)終わっていた。その間ペースメーカー技術者が立ち会い調整をしていたようだ。

恵理が村田先生からの話をメモしたところ:
? 目にみえるガンは全部とった。7〜8個あった。
? 粘膜で怪しそうなところもとった。
? 表在性か浸潤性か分らない。組織検査後でなければ。
? 今後は、放射線治療ではなく、外来で膀胱の中に薬を入れる治療になると思う。
? 全部採ったが、3ヶ月後にまた怪しいガンが出る可能性もある。
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この日の夜は、点滴(電解質液と抗生物質)加療で寝返り以外動いてはいけないということに加え、重い布団を掛けていたので、とても苦しいかった。水は飲めず、口がからから、舌表面がざらざら、胸焼け感が酷い。深夜尿道が痛むので鎮痛の浣腸をしてもらう。明け方30分ほどうとうとした程度だが、翌日の頭は普通だった。

4月21日(火):37.3℃。アイスノン着用。朝坐ってよいとのこと。飲料水のみ可。先生になるべくあるくように言われる。午前に男性ストッキングを抜く。昼、夜食で生き返る。良子、恵理午後3時ごろ来る。夜デバスとマイスリーでよく眠れた。

4月22日(水):36.8℃。点滴午後に終わる。尿バッグのみ着ける。尿は昨日まで真っ赤だったが、今日は黄褐色になる。先生は順調に経過しているという。抗生物質セフスパンカプセルを1個づつ朝、昼食後に退院まで飲む。良子、真理、恵理昼飯前に来る。病院食は野菜が多いせいか快便が続く。夜37.7℃。アイスノン使用。

4月23日(木):朝37.0℃。看護士さん胸がぜいぜいなるという。セーチレーションモニターを爪に当てて血中酸素量を測る。やや少な目。良子、午後3時ごろ苺を持ってくる。

4月24日(金):昨夜、デバス2T,マイスリー1Tと通常の2倍量を飲んだせいか、朝眠い。村田先生が朝来て、27日(月)に導管を抜くという。9時30分病院用肌着交換、背中拭く。11時30分36.8℃。19時00は37℃。昼食後に良子、真理来る。大きな手術をしたので、熱が出る患者は普通だと、看護士いう。

4月25日(土):朝36.6℃。室温24℃と急に寒くなった。昼前によ 良子がきて、外気温は12℃と冷たいという。17時30分に37.2℃。隣々個室の恍惚の婆さんが夜間五月蠅くて眠れず。デバス1T,マイスリー2.5T呑んでやっと眠れた。

4月26日(日):朝36.8℃。15時37℃。17時30分に37.5℃氷枕を頼む。鼻水少々。

4月27日(月):朝9時に導管を抜いてさっぱりした。朝36.6℃。14時30分37℃。18時に37℃。アイスノンを頼む。先生ワーファリンは明日から飲んでよいという。

4月28日(火):退院。