官僚国家ニッポン

gladson2008-05-31

5月31日(土) 小雨
25℃、49%、25℃セット
12℃(朝外気温)、19℃(朝室温);14℃(外気温)(13.00)


昨日よりも寒い。家内の寝室の吊り下げ蛍光灯が点かなくなったので、電気屋にみて貰う。買い換える他ないという。適当なのを探して取り付けしてくれるように頼む。


テレビ朝日が今暁放映の朝まで生テレビ「激論!官僚国家ニッポン」を録画したものを、3時間かかって視る。冒頭に、国家公務員制度改革基本法案が衆議院を昨日通過したことを受けて、渡辺行革相が涙ながらに喜びの挨拶をしている姿が映った。

コメンテータは、猪瀬直樹、細野剛志、辻本清美、片山さつき財務省)、江田けんじ通産省)、片山虎之助自治省)、寺脇研文科省)、中野雅至(労働省)、太田述正防衛省)、川辺啓二(農水省)、高橋洋一財務省)、若林亜紀の12人。その内8人は元官僚。

司会者の田原が、上の改革基本法案の骨子(幹部人事:内閣人事局を設置、内閣官房長官が候補者の名簿作成等)をフリップで示しながら、出席者の評価を訊ねた。大きな前進だが、内閣人事局の今後の運用(構成、スタッフなど)が問題。骨抜きにならないように注意しなければならないという意見が大勢だった。民主党の細野議員は、政権交代の時に政治任用をやり易くするために賛成したという。人材バンク等もテーマに上がったが、天下り禁止や定年延長問題にからんで議論が煮詰まらなかった。全ては、今後の細部設計の如何と法制化できるか、どうかによる。田原の「約30年前の大平、福田の政権争いによる40日間の政治空白期に、官僚がしっかりしていたので日本はびくともしなかった。当時官僚への評価は高く、江田議員のように志ある若者が官界に入っていった」という発言を受けて、猪瀬氏が「その後間もなく風景が変った。つまり虎ノ門に森ビルがどんどん建ち、○○公団などで埋まっていった」という言葉が印象的だった。



録画で、映画「銀座の若大将(1962年)」を視た。
銀座の老舗の息子である大学の人気者(加山雄三が演ずる)の音楽、ボクシング、恋の青春喜劇である。高度成長が始まるこの頃になると、金持ちの息子は自動車を持つようになる。当時、スキー場に万座ホテルがあったとは意外である。銀座や大学の風景は今に比べると、信じられない位みすぼらしかった。それでも、若者は生き生きとして夢があった。


漫然とテレビを視ていたら、12チャンネル(テレビ東京)に、久し振りに久米宏が現われた。6月から始まる新経済番組のおひろめらしい。その中で、新日本人(今の20代を中心とする若者)は、(イ)車要らない(ロ)酒呑まない(ハ)洋服要らない(ニ)お金は専ら貯金する、という特徴があると言っていた。将来が不安だから、こうなるのかもしれない。頷ける。しかし、これでは棺桶に片足を突っ込んだ私と、(ハ)の貯金以外は全く同じでないか、若者に夢がないな!!と、ふと淋しくなった。貯金ばかりしていたら、世の中不景気になる一方だ。