さらば財務省

5月2日(金) 曇り、時々小雨
24℃、55%、NOセット
17℃(朝外気温)、25℃(朝室温);19℃(外気温)(15.30)


朝日新聞の直近の調査では、福田内閣の支持率は20%で、政党支持率でも、自民が24%、民主が28%と07年8月以来の逆転という。

午前中、録画で映画「フォーエバー・フレンズ(1988年米)」を視る。固い女の友情を描いている。その後、散歩にでた。丁度帰ったとき、S君からまた皆で会おうとの電話がかかってきた。

昼頃アマゾンから高橋洋一著「さらば財務省講談社)」が着いた。読み出したら面白くて止められず、夜8時頃にやっと読み終わって、今ブログを書いている。


高橋氏は中学の頃から数学が得意で、大学レベルの数学が理解できたそうだ。東大数学科、経済学部を出てから、「変人枠」で大蔵省に入省。‘変人‘というか’異端児’は退官まで続いた。論理的な問題を解き明かすのに自信があったという。平成の石原莞爾(「地ひらく」の主人公)かもしれない。小泉内閣で、道路公団の資産査定や道路需要予測、郵便貯金の将来予測、特別会計の洗い直しなどを手がけたが、こうした仕事はとても楽しい作業だったそうだ。

高橋が陰の主役となった竹中郵政民営化の内幕、小泉政権の舞台裏、埋蔵金の全貌、消えた年金の真実など耳寄りな話が一杯で凄く面白い。
「政界では型破りな政治家である小泉さんが総理にまで上り詰められたのは、弱小国が巧みに周辺の国々を操って生き残るのと同じようなバランス感覚を身につけていたからではないかと思われる」と書いている。「上げ潮路線」対「財政タカ派」の意味が今までよく分からなかったが、本書を読んで分かったような気がした。素人が軽々しく、財政危機などと言わないほうがよいと反省している。