1995年以降のアメリカ映画

3月12日(水) 晴
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録画で映画「アニバーサリーの夜に(2001年)」を視始めたが、退屈なのと、ストーリがよく分からないので、ネットで内容を調べようとした。そしたら「私の映画談義:1995年以降のアメリカ映画を中心にして」(栗原研究室)という大学研究室からのものらしい記事に出会った。この中に「歴史の流れに沿って映画を振り返えると」からはじまる文章がある。参考になると思ったので、以下に要点をメモした。例示された映画のタイトルは省く。
核家族の時代:西部劇、ミュージカル・・・勧善懲悪、男女の予定調和的なエンディング
  
☆ 1960〜70年代 新しい時代 アメリカン ニューシネマ
☆ 1980年代 女性が、個人として社会的な自立を始めた(母性=自然性の放棄)。
単家族の時代:現実と観念の分離
☆ 1995年以降 子供の社会的な不可欠さと、個別親にとって子供の不要さという、矛盾の狭間に立たされている。子供の問題は、世代=人間の存続可能性として、二重の意味で問われている。

これによると、「アニバーサリーの夜に」を含めて、最近のアメリカ映画が、昔の映画ほど面白くない理由が分かった。社会的に深刻な問題を取り扱っているからだ。骨董品の私は興味本位で映画を視る。したがって、最近のアメリカ映画は視ないか、または予め内容をチェックしてから視た方がよいようだ。

日本の家族は、まだアメリカ程深刻になっていないようだが、いづれアメリカ的な時代がくるであろう。今その序章が始まっているようである。栗原研究室で、この種のレクチュアを受けたであろう女子学生の反応をしりたい。