腐敗列島

12月11日(火)晴れ→小雨
23℃、38%(就寝前加湿)、24℃セット
6℃(朝外気温)、15℃(朝室温);15℃(外気温)(11.30)


午前、8日に録画したテレビ朝日系土曜ワイド劇場30周年特別企画「半落ち」を視た。椎名桔平渡瀬恒彦が主演。横山秀夫氏のベストセラー小説をドラマ化したもののようだ。渡瀬は認知症の妻を殺害し自首した元警部役を渡瀬が演じ、椎名は梶を取り調べる刑事にふんしている。ストーリーを複雑にするために、殺害後自首するまでの2日間の渡瀬の秘された行動の捜査に力点が置かれている。話は骨髄バンクにまで及ぶ。椎名も認知症の父親と同居している。何ともやりきれないドラマである。


アマゾンのオーダした高杉良著「新・金融腐食列島 混沌(上)(下):講談社文庫(2006年発行)」が着いた。出だしをちょっと読んだら、主人公の竹中が、元秘書の独身美女と不倫をしている濡れ場が描かれていた。この一連の小説の舞台となっている協立銀行(旧三和銀行?)は、上も下も腐りきっている。そこが正義感をあほって、私のようなアホな読者を惹きつけるのかもしれない。


Yクリニックで胃カメラ定期検査を受けてきた家内が、「文芸春秋:新年号」を買って帰った。この号の特集は『腐敗官僚』である。これからじっくりと読んでみよう。自分が「腐敗」していないと信じていると、他人の「腐敗」を見るのが心地よい。不思議な人間心理である。