アメリカのクリスマス休暇


昨夜録画した映画「有頂天ホテル」(フジテレビ)を視る。この映画は昨年上映されたもののようだ。
監督 :三谷幸喜;出演:役所広司松たか子佐藤浩市篠原涼子香取慎吾伊東四郎等の豪華な顔触れが揃っている。

晦日の終わる直前30分の間の、人間の欲、悩み、色、さらに時に善意などが、垣間見られる大ホテルでの人間模様を、3時間に拡張してコメディに仕上げた作品でとても面白かった。日本映画も棄てたものでないと見直した。 金でとらぶって、スイートルームに篭っていた政治家(佐藤浩市)が、厨房を通って記者会見場から逃げるシーンでは、このブログで11月07日に書いた記事を思い出した。

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以前、都心のマンションで特許事務所を開いていた時に、米国出願を依頼していたワシントンのA特許事務所から今年も、写真に示すような可愛いクリスマスカードが送られてきた。
A事務所の創始者であるMr.Aも数年前に引退した。彼が、私の事務所を訪れた時に、偶々まだ大学生だった次女が居合わせた。英会話が苦手な私のために、彼女が流暢な英語で通訳してくれたのも今となっては懐かしい思い出である。

特許庁の審判官を辞めた後に、渡米してA事務所のパートナーとなったH氏からの、次のようなメッセージを含むレターが、カードに同封されていた。

「年末の4泊5日のディズニー・クルーズでは、4000人以上収容する超巨大な船(長さはエッフェル塔、高さは10階ビル)でバハマ諸島へ行き、船の中では毎晩ショーや映画を行っているにぎやかな旅行となった。一応インターネットサービスもあるので廊下で訴訟の連絡を取っていたところ、船長が歩いて通り、『君、まさかこの船で仕事をしているのじゃないだろうね』と片目をつぶって行った。
旅行をしていても仕事ができる便利な世の中になったが、果たしてそれが人生にとって良いのかわからない。
ともあれ、健康で仕事と家庭に生きているだけでも幸せといえる2006年だった」


豪勢なクリスマス旅行ですね。Hさんは豊かなアメリカのシンボルみたいな生活を送っておられるようだ。

グローバルな21世紀に生きる日本の若者には、努力と才能によって無限の可能性が開かれている。例えば、松坂投手のように。